今回はRockがこよなく愛する、ルイスポールセン社の「PH5」についてです。
PH5のデザインと特徴、歴史、デザイナーについて詳しくご紹介します。
デザインと概要
まずはデザインをご覧ください。
![](https://louispoulsen.azureedge.net/images/catalog-images/29684_29866_PH-5-All-White-22-2-5-90293.png?width=1600&scale=both&format=jpg&quality=90&bgcolor=)
PH5は、シンプルでありながら視覚的に魅力的なデザインが特徴です。
特に幾何学的なラインとバランスの取れたシェード構造が、この照明の最大の特徴です。
1958年にデンマークのデザイナー、ポール・ヘニングセンによってデザインされ、今もなお販売されており、色・素材など進化させながら世界中で生活の一部となっている照明です。
グレアフリー照明(眩しさのない照明)
この特徴的なシェードの設計は、ポール・ヘニングセンが追求した「グレアフリー照明」の哲学を反映しています。
当時の白熱電球は、光が強く、直接見ると非常に眩しいという課題がありました。
そこでグレア(強い光が目に入ることで生じる不快感や眩しさ)がないよう徹底的に光の反射を計算したシェード構造をポールヘニングセンは目指しました。
上部のシェードは光を反射し、下部のシェードは光を拡散させることで、どの角度から見ても眩しくない快適な光を生み出します。
![](https://design.itembox.design/item/031louispoulsen/about/about-ph5/lp-ph5-curve02.jpg)
さらに、シェードの内側に塗られた赤や青のカラーリングは、光の色温度を調整し、より自然で温かみのある光を作りだします。
![](https://rock-at-life.com/wp-content/uploads/2024/05/image-1024x776.jpg)
これらのデザインにより、PH5はリビングルームやダイニングルームなど、洋和室関わらず家族が集まる空間に最適な照明となっています。
ポール・ヘニングセン
ポール・ヘニングセン(Poul Henningsen)は、1894年にデンマークのコペンハーゲンで生まれました。作家である母親アグネス・ヘニングセンの影響を受け、芸術と文化に囲まれて育ちました。
当初は建築を学び、1920年代に照明デザインに興味を持ち始め、「近代照明の父」とも称されるほど独自のデザイン哲学を確立しました。
![](https://design.itembox.design/item/031louispoulsen/about/lp-poulhenningsen03.jpg)
PH5の”PH”は、ポール・ヘニングセンは彼自身のイニシャルを表し、”5″ はシェードの直径(50cm)を示しています。
PH5以外にも、ヘニングセンは数多くの照明デザインを手掛けていて、「PHランプシリーズ」もまた「3シェードシステム」を採用し、同じくグレアフリー照明を実現しています。
彼のデザインは、機能性と美しさを兼ね備え、多くの人々に今もなお愛され続けています。
実際の使用感
ここまでご紹介してきましたが、実は未だ自宅へ迎えることのできていないんです、、、
(いますぐにでも迎えたいのですが、物価高・円安・他の候補もあり手が出せてない(笑))
ただ!親戚の家には15年以上前からリビングにありますが、まさにヘニングセンが目指したグレアフリーを実現しています。(下記はイメージ)
![](https://www.connect-d.com/blog/wp-content/uploads/2013/08/120320-MaedaM_nairan_01.jpg)
照明が一つあるだけで、食卓が穏やかな空間になり、食事が楽しみになりますね!
色も様々で外部シェードにも色がついたものも近年発売されていますが、
個人的にはヘニングセンの工夫(色の反射による暖かな光)が反映された、外部シェード白、内部シェードが青・ピンクのPH5です。どんなお部屋・シーンにも合うと思います!
以上、PH5を紹介してきました。光の反射を徹底的に計算したヘニングセンの工夫が詰まったしょうめいであり、眩しくない穏やかな光、ちょうどいい光を届けてくれるのが最大の魅力です。
ぜひ同様のデザインが施されたPHシリーズのスタンドライトもチェックしてみてください!
主な販売店
・CONNECT(オンラインショップ)
その他セレクトショップ・家具店でも販売されています。