今回はイッタラ社より今もなお販売されている「カルティオ」についてです!
あのカルティエ (Cartier)ではなく、カルティ「オ」(Kartio)!!
高級で煌びやかはなく、素朴で普段の生活に寄り添ったグラスです。
デザインと概要
まずはデザインをご覧ください。
![カルティオの画像](https://www.iittala.jp/html/upload/save_image/03091259_5e65bf1bdd400.jpg)
グラスと言ったら、まずカルティオの形を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
カルティオはカイ・フランクによって1958年にデザインされ、シンプルで機能的なグラスです。
無駄のないデザインが特徴で、シンプルながらもどんなインテリアにも馴染む美しさを持っています。
カルティのようなシンプルで機能的なデザインは、フィンランドの厳しい自然環境から来る、限られた資源を効率的に使う思想による知恵でもあり、シンプルなデザインが使う人に長く愛される理由となっています。
“Less is More”(少ないことは多い)
これはデザイナー「カイ・フランク」のデザイン哲学です。カルティオだけでなく、彼が手掛けた食器はどれもシンプルですが、そのシンプルなデザインにどこか引き込まれる魅力があります。
ただお水を注いで、いつものテーブルで使うだけ。何個か積み重ねて食器棚へ置いておくだけ。
それだけでどこか普段の生活が素敵になる気がしています。
どんな時でも使え、これ以上ないほど洗練されたバランスが魅了されるワケではないでしょうか。
![](https://cdn.scope.ne.jp/img/iittala/ii39_im01.jpg)
カイ・フランク
カイ・フランクは、1911年にフィンランドのヴィープリで生まれた著名なデザイナーです。
ヘルシンキ芸術デザイン大学(現アアルト大学)で学び、その後アラビア社やイッタラ社で数多くの名作を手掛けました。フランクは”フィンランドデザインの良心”とも称され、「民主主義のデザイン(Democratic Design)」を提唱し、質の高いデザインを手頃な価格で提供することを目指しました。
![カイフランクの写真](https://www.iittala.jp/html/template/default/assets/img/designers/designer-kaj-franck.jpg)
実際の使用感
これまで既に触れてきましたが、まさに無駄のないシンプルさからどんなシーンでも使えます。
またカラーバリエーションも豊富であり、正直「何個あってもいい!」と思っています(笑)
サイズは2サイズあり、私の愛用は大きめのハイボールグラス(約400ml)。
その名の通りお酒を飲むにはピッタリです。タンブラー(約210ml)もあります。
![](https://rock-at-life.com/wp-content/uploads/2024/05/9a0a5a784206036d77a8efddd1b9be50-785x1024.jpg)
以上、カルティオは何と言ってもその洗練されかつシンプルなデザインによる究極の普段使いが出来る点に大きな魅力があります!
近くのショップで見かけたら、お手頃価格でもあるのでお一つ生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
主な販売店
その他セレクトショップやインテリアショップでも販売されています。